マンション傾斜問題について引き続き考える
マンション傾斜問題。旭化成建材ばかりがクローズアップされていますが、元請けや一次下請けに対する厳しい目、また制度や法律的な観点から仕組み自体にも今後改善が必要ではないかと感じます。
旭化成建材のマンション一覧はどこなのか?
該当する物件、非常に気になります。今日にも元請けに通達され、その元請けから販売会社、そして管理組合という情報伝達経由になるようです。どちらにしても、もっと早くスムーズにできるはずだとは思うのですが、出来る限りゆっくり進むようにしているように見えてしまいます。。
「旭化成建材」は、該当する物件名について、23日から元請けの建設会社に電話などで連絡を始めていて、週明けの月曜日までに終わるよう、この土日も継続する方針です。
会社側によりますと、例えば物件がマンションだった場合、元請けに伝えられたあと、販売した会社などを通じて管理組合に伝達されるということです。
最新のニュースと共にまとめながら、マンション傾斜問題の本質、今後の業界のありかたについて一緒に考えていきましょう。
マンション傾斜問題ニュース
欠陥マンション問題が他物件に広がれば、中古市場全体が暴落の恐れも
今回の杭が、あらかじめ行われる地盤の調査結果に基づいて工場で加工し、現場で打ち込む「既成杭」だったこと。現場では作業をして初めて、長さが足りないと判明し、工場で作り直すことがある。その期間は約1カ月かかるため、工期が延びるぶんコストが増えるのだ。故に、下請け側が杭の作り直しを言い出せずに隠蔽した、あるいは元請けのゼネコンが隠蔽させた可能性が、十分に想定し得るというわけだ。
「新報道2001」抄録 フジテレビ系、25日放送
--罰則を設けて厳しく対応すべきでは
「そういう指摘もあるが、今もくい打ちについては、施工後にデータを出させて検査することになっている。ただ、データを不正に改竄(かいざん)することは想定していなかった。巧妙に偽装されると、なかなか見抜きにくい」
マンション傾斜 ブームの陰で測定値改竄 工期優先?に重い代償
横浜市都筑区で傾いたマンションの現場管理者は、くいを打つ穴が強固な地盤に届くかどうかを判断する電流の波形データを転用したり、加筆したりしていた。
マンション傾斜の発端は三井住友建設のミス…短いくい発注
横浜市都筑区のマンション傾斜問題で、施工主の三井住友建設が、くいの未到達が判明した場所の強固な地盤「支持層」が実際には深さ16メートル付近にあるのに、設計段階で2メートル浅い約14メートルと見込んでくいを発注していたことが24日、同社への取材で分かった。
マンション傾斜問題の旭化成建材の物件の内訳公開~都道府県別一覧~
<目次>
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全3040件(うち41件がデータの改ざんに関わった現場の施工管理者が担当)
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マンション傾斜問題の建物の種類別一覧
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パークシティLaLa横浜以外はどこのマンションなのか?
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マンション傾斜問題は誰のせいなのか?
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再発防止できるの?今後は?
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現場から購入者には聞こえないの生の声とは?
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マンション傾斜 「工期のためなら突貫工事」“厳守は絶対”立場弱い下請け
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なんで販売会社は出てこないの?
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一番大切な人が一番ないがしろにされている
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ダイナウィング工法とは?
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元請けの三井住友建設の設計にも問題はなかったのか
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大手だから信頼できる、安心できる時代は終焉
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1次下請け、2次下請けって必要あるの?
- 横浜市マンション傾斜問題に関するニュースやピックアップ情報リンクまとめ
- 施主支給ファイル無料ダウンロード
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業界裏話的なお話になりますが、私の職業柄、いろんな住宅・建築・建設業界の方から情報が入ってきます。昨日はとある大工さんからマンション傾斜問題について教えて頂いた事を共有したいと思います。
マンション傾斜問題ついて大工さんのご意見
- こういう現場は納期優先でやってるから起こってもおかしくない。間に合ってなくてもケツが決まってるから現場はちゃんとやりたくても出来ない状態にあるんだよ。
- 実際の現場の本当の詳細は上(元請け)は把握できてない。
- 俺はやらないが工期や無理な予算でやらされると釘3本を2本にせざるを得ない現場もある。でないと食えない。そんなレベルの現場もある。
- ハウスメーカーに大工はいない、現場も知らない、キレイなショールームとコマーシャルで高いかねとって、結局安くやるのは俺らなんだよ(大工さん)
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※2015年10月20日現在のアンケート結果です。>>最新の結果・投票はこちら
調査:住まい百貨店
緊急テーマ:横浜市マンション傾斜問題を考える
耐震偽装のニュースで大問題になった建設・建築業界の偽装問題。今後、二度と繰り返さないためにもキチンとした事実関係の確認、そして再発防止のための仕組みそのものの根本的解決を望みます。
あなたの考える今回の問題の責任の所在は一体どこ?誰?
緊急テーマ:横浜市マンション傾斜問題を考える
耐震偽装のニュースで大問題になった建設・建築業界の偽装問題。今後、二度と繰り返さないためにもキチンとした事実関係の確認、そして再発防止のための仕組みそのものの根本的解決を望みます。
そこで、あなたの考える今回の問題の責任の所在は一体どこ?誰?にあるとお考えかアンケートにてご回答お願いいたします。
横浜市のマンション傾斜問題は誰の責任だと思いますか?(複数回答可)
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緊急!横浜市マンション傾斜問題のアンケート調査結果&投票
回答項目はこちら(もし他にも該当ありましたらお知らせください)
- 三井不動産レジデンシャルという会社(販売会社)
- 三井住友建設という会社(施工元請け)
- 日立ハイテクノロジーズという会社(1次下請け)
- 旭化成建材という会社(2次下請け)
- 現場で指示した人(個人)
- 現場で作業をした人(個人)
- 国・市(行政)
- 住民(購入者・住人)
- 国民・市民(周りの人)
- 法律、制度、仕組み自体(社会全体)
- その他
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引き続き、株式会社リブウェルではこの問題について「より良い改善をするよい機会」として捉え、今後の業界の旧態依然や悪しき習慣の改善に繋がるために、どうあれば良いのかというベクトルで考えていきたいと思います。
私個人としても、近い将来にマンション購入を検討している身として、一般のエンドユーザー、施工業者の双方のネットワークを保有している会社経営者として、今まさに住まわれている住民の方、関与する方からの情報なども取り入れながら、考えていき、また具体的行動へと移して行けたらと思います。
引き続き、このブログや住まい百貨店取り上げてまいります。是非ご意見やご要望がありましたらお聞かせください。