Facebookで個人情報が5000万人分も流出、不正利用されたのでは?という問題が世界中で大きなニュースとして取り上げられました。実際、Facebook広告も出稿したことある身として、今回の一件は名前や住所というレベルじゃない個人の趣味嗜好を活用して誘導されてしまいそうな怖さを感じます。
- Facebookの個人データの不正利用とは何か?
- 個人情報で儲かるIT企業の秘密とは?
- Facebook広告だけでも垣間見れる個人情報活用ビジネスの恐ろしさとは?
などをまとめ、「自分の好きな情報だけアクセスすると危険な理由と解決策」についても考えてみました。情報が多いからこそ選ぶ、選ぶけれども偏りすぎないようにしたいなと自分も興味ないことや嫌いなモノもたまには触れる機会を意図的に設けなくてはと思います。
Facebookの個人データの不正利用って?
いろんなニュースでやっているのでご存知かと思いますが参考になったニュースを紹介。
トランプのデジタル広告戦略を請け負ったCambridge Analytica(ケンブリッジ・アナリティカ、CA)に、ユーザー5000万人分の個人情報を抜き取られていることを知りながら、何らの対策もとれないまま大統領選に流用されていたことがわかり、Facebook(フェイスブック)が創業以来のピンチです!
何が問題かといえば、
このスキャンダルはフェイスブックのユーザーデータ保護の失敗といった規模を超えてしまった。現在、真に問題となっているのは、一連のデータが非倫理的で、ときとして非合法な活動を公然と自慢する企業にいかに悪用されてしまったのか、ということなのである。
ということで、日本人のデータが含まれているとかいないとか、そういう話ではなく、普段のネット活動の中で自らが情報提供してしまっている趣味嗜好を含む超個人的な情報を意図しないカタチで悪用されてしまうリスクがあるということです。
規模が大きすぎるとよくわからないと思いますが、GoogleにしてもAmazonにしてもIT大手の会社の収益の今回は「個人情報」にあります。
個人情報で儲かる秘密
Facebookアカウントをお持ちで投稿やいいね、シェアをしたことがある人ならお分かりかと思いますが、ものすごい個人的な情報が大量に登録されています。
自分のFacebookを見直すと逆に考えるとヤバいです。人生の一部が丸見えなわけですから。
https://www.facebook.com/tanaboo0502
子供が産まれました!結婚しました!今日はココでディナーです。などなど。そんな個人的な情報を活用して広告を販売してビジネスをして数兆円という大きな会社の規模になったFacebook。
Facebookだけではありません。ネットで検索すればGoogleが。Amazonで買い物したらAmazonが。中華スマホに至ってはもっとヤバいかも。それぞれいつだれがどこでどのように行動したのかが丸見えなわけです。それを恐れてネット利用しないというのも考えすぎかもしれませんが、今回の事件はSNSの最大手であるFacebookがおこした不正利用の事件なため一大ニュースとなりました。
性格・性別・地域・行動にマッチされた広告やコンテンツ表示の問題の本質を考える
今回の情報流出については、悪用された場合非常に問題なのが「個人の趣味嗜好に最適化された情報へ誘導される危険性」があります。合法的に適切にビジネスとしてFacebook広告を掲載する場合でも、かなり細かいパーソナライズな設定ができます。
実際、私も33歳で未婚だった時は出会い系の広告がたっぷり出てきました。ステータスを既婚にしたり、子供が産まれた情報を投稿すると広告も最適化され出会い系広告は消え、子育てやパパが興味ありそうなものが優先して表示されます。
広告配信側は年収1000万円以上で港区在住で、妻子ある男性だけに広告を配信する、というようなことができます。実際にどのようなことができるか、管理画面の裏側をお見せしましょう。
フェイスブックでターゲットを絞込する広告の例
都内でリフォームを検討中の30~60歳の男女にだけ広告を配信する、という事も可能です。さらに、年収500万円以上かつ子育て世代など、子供の有無にまでフェイスブックのユーザー情報を活用して最適化した無駄無い広告配信が可能です。
これって凄いことだと思いませんか?女性だけ、社長だけ、あなたの近所の人だけに絞り込んだりして広告が可能です。それも格安で。1000円でも広告が今すぐパソコンからパパっと出来てしまうのです。
弊社のクライアントの企業にもFacebook広告は折り込みチラシで不特定多数にまくより投資対費用効果が高いとおすすめしたこともあります。
このようなことで最適化されて、ユーザーにマッチした読みたい記事や興味ある広告が掲載されることで、価値ある情報が届くという利点がある一方で、広告を見る情報の受け手としては、情報が偏る問題があります。今回問題の選挙についても「短気の人が反応するよう最適化された広告」があったり今後「港区女子が嫌いな人が反応する広告」や「ラーメン二郎好きが反応する広告」で特定政党への投票を呼び掛けられることもあるかもしれません。
否、もうあるのかもしれません。
自分の好きな情報だけアクセスすると危険な理由
政治の世界でも右だ左だと両極端な議論の展開でいつまでも本質が見えてきません。これもネットが発達したからこそ引き起こした情報の偏りによる影響があると考えられます。
最適化されて、自分の読みたい記事だけしか読まない。メディアも広告もビジネスモデルとして商売だからこそより加速してしまいがち。
嫌なもの、興味のないコトに「いいね」する
情報のバランスを意図的に選ぶのは難しいものです。そもそもが自分のニュートラルなポジションが分からないからです。そして、情報が多すぎるため断捨離してインプットする情報を制限しなくてはカバーしきれません。
解決する一つの案は自分が好みじゃない、興味のないことにも「いいね」してみるのは方法の1つです。ちょうど今日のモニクロでもそのような話をしていました。新聞も朝日新聞を読んでる人は産経新聞を読んだり。情報の幅が広がるとそれぞれのポジションからどのようなコトを誰に伝えてどうしたいのかが垣間見れます。
雑誌も週刊誌や男性向けのファッション誌だけじゃなく、女性向けの雑誌にも目を通すようにしています。異性の目線が垣間見れるだけで新たな気づきは大きかったりします。
※その際は雑誌読み放題サービスが安くて興味ない雑誌もパッケージされているのでおすすめです。
情報を選んで行動に生かすのは自分自身です。
このように、今回もニュースサイトやテレビ番組など情報を上下左右からシャッフルしてインプットし、自分の考えや経験をもとに記事としてアウトプットする。これも情報発信と同時に、究極のインプットだったりします。
そのうえで、ブログというツールは究極の自己発見ツールだと考えます。ぜひお試しください。
そんじゃーね!
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独身時代は孤独のグルメ、結婚したらクッキングパパに変身。
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