3.11の経験を糧に。体と心を救う食。節約しながら非常食になる日常備蓄という考え方。
東日本大震災の2011年3月11日。東京では夜の明かりが消え、街は総自粛ムード、電車は止まり、10km以上歩いた日も昨日のことのように思い出されます。
近所のすき家は電気を消して、「納豆だけ出せます」と看板が。お米も肉も卵も無かったあの日。
人間が生きてく上で必要不可欠な「食」について、万が一が起きた時にも役立つだけじゃなく、日常生活で無理なく節約しながら備蓄する方法を紹介します。
非常時の食料を日常備蓄しながら節約して食費を安くする方法
東京防災に日常備蓄について記載がありました。
- 食べ物や日用品を多めに買う
- 少し多めの状態をキープ
- 日常の中で消費
- なくなる前に買い出しへ
※東京防災P.85参考
このノウハウに元惣菜屋で培った経験と知識、現在の節約弁当でも活用している食費コストダウン術を付加して、超実用的で得する、何より万が一の時にも安心しておいしい食事を食べられる方法を共有させて頂きます。ご参考になれば幸いです。
日常備蓄を普段の食生活で取り入れよう
普段あまり食べない乾パン(私は好きだけどw)とかを大量に備蓄して、期限切れ前に急いで食べるなんて事ありませんか?
日常備蓄というスタンスは、普段の食生活で食べる食材を中心に多めにストックして、無くなる前に買う方法です。もちろん、日常備蓄だけではどうしてもカバーできない範囲もありますので、非常食は非常食で用意しておくのが基本。ただし、日常備蓄があるので大量ストックして乾パンをむせながら食べるほどのストックがなくても安心。
次にリストアップした基本的な食材を日常備蓄として普段の食生活でおいしく食べながら、常にストックを確保する事で万が一の非常食にもなります。それだけでなく、大きいサイズを買うことでg単価が安くなり、節約、食費のコストダウンにも直結できます。
基本的に保存できる食材、かつ日常食べるものが日常備蓄にリストアップしてみました。
水
ミネラルウォーターなど。最低限水だけでもある程度の期間は死なないと言われてます。多めにストックして飲んだら都度購入し常に在庫をキープしておきましょう。
- 4人家族の目安量:2Lペットボトル×12本
↓このような長期間持つ非常用のお水も選択の一つ。
主食
乾パン、レトルトのご飯、カップ麺などが定番です。カップ麺はお湯を使うので、貴重な水と燃料もたくさん使うということで加熱調理やお湯が無くても食べられる主食も必ず入れておくと良いでしょう。
- 無洗米・・・水も貴重なので洗わないで調理できる無洗米のストックがあるとより良い
- レトルトご飯・・・さとうのごはん、的なやつ。
- パン・・・乾パンだけじゃなく、冷凍しておくと便利。万が一の際は自然解凍でも食べられる。
- 乾麺、インスタント麺・・・パスタを茹でるときは水に1時間つけておくと茹でる時間を大幅に短縮できる。また、茹でたお湯もスープにして食べるなど再利用する。
主菜・副菜
非常時だからこそおいしい食事が食べたいもの。缶詰やレトルト食品、冷凍食品のストックは万が一の際に大きな体の栄養だけでなく心の栄養にもなります。
缶詰
- 桃、パインなどの果物系・・・シロップも非常時は貴重な栄養。
- 豆水煮缶、コーンなど・・・水分も捨てずに活用できます。乾燥わかめを戻すなど。
- 鯖缶や鮭水煮、焼き鳥など肉・魚系・・・いろんな味付けがあると飽きない。
- 乾パン・・・最近は本格的なおいしいパンの缶詰も出てますね。
レトルト食品
- おかゆ
- カレー
- ミートソース
冷凍食品
- 冷凍のお惣菜・・・自然解凍で食べられる調理済みの冷凍食品も便利で万が一の時にも安心。
- 冷凍の食材・・・日持ちするし価格も安定しているので普段使いにも価格高等時にも節約に大きな効果あり。納豆、主食も含めて冷凍保存でストックしてあると便利かつ非常食の備蓄効果もあり。
調理済みの食品
- チーズ・・・栄養価が高く保存性も高いので非常時にも嬉しい食品。
- かまぼこ、練り物、ソーセージなど・・タンパク質と塩分もしっかり補給できる。
おやつ・サプリ
- チョコレート・・・ストレス解消にも役立つ甘いお菓子の代表格。栄養価も抜群。
- 豆菓子・・・栄養価が高く保存性もあるスグレモノ。
- ビタミン剤・・・野菜不足はビタミン不足に直結。
調味料
- 塩・・・人間にとって必要不可欠な塩分。毎日使うものですが、1袋ストックを常備しながらローテーションしておくと安心。
- 醤油・味噌・・・日本が誇るスーパー調味料。栄養価も高く美味しい。
- マヨネーズ・・・卵と油のカタマリ、栄養価がめちゃ高く常温保存できるスグレモノ。
アレルギーはどうするか?
アレルギーがある場合は非常時だからといって対象のアレルギー物質を含む食品を食べるわけにも行きません。今ではアレルギーフリーの非常食も出ていますので、このようなセットがあると安心です。
もちろん、日常備蓄の中でアレルギーでない食材をストックもおすすめです。
離乳食はどうするか?
赤ちゃんはサプリも飲めないし、缶詰じゃ塩分高すぎるという問題もありますが、工夫することで大人のご飯も離乳食に適用できます。
- ご飯→おかゆや軟飯にする。
- パスタ→柔らかくゆでる。
- さばの味噌煮缶詰→水で味を薄める。
- カップラーメン→調味料やかやくを調整する。
もちろん普段の離乳食の食材や日持ちするベビーフードや冷凍食品をストックしながら日常備蓄しておけば間違いないですね。
【おいしい非常食】日常備蓄しながら節約して食費を安くする方法とは?まとめ
- 食べ物や日用品を多めに買う
- 少し多めの状態をキープ
- 日常の中で消費
- なくなる前に買い出しへ
※東京防災P.85参考
日常備蓄として普段の食生活でおいしく食べながら、常にストックを確保する事で万が一の非常食にもなり、大きいサイズを買うことでg単価が安くなり、節約、食費のコストダウンにも直結!
おいしい非常食=食べる人の好みのもの
なので、自分や家族が食べたい、好きなものを日常備蓄&非常食でストックが一番おすすめです。万が一のときこそおいしい「食」が救ってくれる事、あります。
缶詰の水分だけで調理したり、加熱しないでおいしく食べれる料理など、無水・無加熱で調理できるサバイバルレシピなども機会あれば紹介したいと思います。
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このブログを書いてる人については50kg痩せた後の実録!も読んでね。
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手元に一冊あるのも安心ですが、スマホやタブレット、PC上にもダウンロードしておくことで、万が一の際にも閲覧できる可能性が高いです。パニックな時ほど冷静に正しい情報の有り無しが生存の分かれ道になりかねません。
東京防災ってどんな内容なのか?
全てWEB上でも読めますので今すぐ見たい場合は下記リンクへ。
特に12-13の今やろうにある「10の防災アクション」は必見。今読もう。
10の防災アクションとは?
- 日常備蓄を始めよう
- 非常用持ち出し袋を用意しよう
- 大切なモノをまとめておこう
- 部屋の安全を確認しよう
- 家具類の転倒防止をしよう
- 耐震化をチェックしよう
- 避難先を確認しよう
- 家族会議を開こう
- 災害情報サービスに登録しよう
- 防火防災訓練に参加しよう
本の中には絵付きで詳細解説ありますのでWEB版を今読むかダウンロードしてチェックを推奨。読んだ事ない方がいたら教えてあげましょう。
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